外装リフォーム

目立たないけれど大切な工事

目立たないけれど大切な工事

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リフォームの質を高めるのは大きな工事だけではありません。

外装リフォーム工事の華と言えば、やっぱり外壁塗装。
ですが、その工事の中、目立たないながらも大切な工事があるのをご存知でしょうか?

シーリング工事

シーリングとは、外壁の間や窓枠等の隙間に合成樹脂やゴム製のペースト状のものを充填する事を言います。
状況にもよりますが、おおよそ5年前後でシーリング材の劣化が進むため、定期的な打ち替えが必要になります。
このペースト状のものを交換する作業がシーリング工事となります。

シーリング工事

シーリング工事

シーリング工事の流れ

劣化を確認

現状のシーリングの状態を確認します。
ひび割れ箇所の確認、マーキング等を行います。

劣化を確認
撤去

カッターなどで切り目を入れて、現状のシーリング材をしっかりと剥がします。 ここでしっかりと剥がしておかないと、後の接着に影響が出るので丁寧に行います。

撤去
養生・プライマー塗布

シーリング材を撤去したら、マスキングテープを使ってシーリングを施さない箇所にはみ出ないように養生を行います。
また、下地にシーリング材をより密着させるために、ハケ等を使い接着力を高めるプライマーを塗ります。
これらの作業はシーリングを綺麗に仕上げるために必要不可欠な作業です。

養生・プライマー塗布
シーリング材打ち替え

準備が整ったら、シーリング材を流し込みます。
専用の機器を使い素早くかつ正確に施工します。
最後はシーリング材が乾ききる前に養生を剥がし、しっかりと乾燥させたら完成です。

シーリング材打ち替え

ブリード・ノンブリードとは

シーリング材には材質を柔らかくするために「可塑剤」というものが含まれており、シーリング材の上に塗装した際に、この可塑剤が塗膜の表面を変質させ、その部分の塗装表面が黒っぽくなることがあります。
この現象を「ブリード」と言い、見栄えが悪くなるため、塗装の際にはブリードを生じない「ノンブリード」タイプのシーリング材を使用することが望ましいとされています。

ブリード

ノンブリードタイプがおすすめです!

モジュラスについて

「モジュラス」とは、物体に対し引張方向に力を与えた際に元に戻ろうとする力を言います。
シーリング材は主に隙間等に使用することが多く、施工部に歪みや動きがあった場合にモジュラスが高いと常に高負荷がかかり続ける事となってしまい余り良い状態ではありません。
そのため、シーリング材を選ぶポイントとして「低モジュラス」タイプの使用をおすすめしています。

モジュラス

高モジュラスだとシーリングが裂けることも…

結局シーリング工事は必要なの?

シーリング工事は果たして必要なのか、そのためにはまず、シーリングというものが何のためにあるのかということからご説明致します。
皆さまが普段生活されている住宅は、地震や台風の時だけでなく、道路を通る車や強風等の影響で、多少なりとも振動しています。
シーリングにはこういった振動を吸収する役目があるのです。
また、外壁も長い年月が経つと、反ったり曲がったりするため、そういった壁の動きに対応できるように、目地には柔らかいゴム状の素材を使用しています。
シーリングが劣化すると、そのような家の振動を吸収できなくなり、外壁にひび割れが起きやすくなってしまいます。
また、シーリングは気密性を高める効果もあるため、劣化すると雨漏り等の原因にもなってしまいます。

よって、住宅を長く大事に扱いたいのであれば、シーリング工事はほぼ必須と言えます。
住宅の外壁状況を確認し、気になる点がございましたら、どんな小さなことでも私共にぜひご相談ください。
お客様に最適のプランをご提案させていただきます。

リフォーム・リノベーション、賃貸管理の事なら何でもお気軽にご相談ください。

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